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1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。

「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、35年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。
案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。

「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」

【音楽】

  • 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。
  • 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。
  • 高橋悠治『ことばをもって音をたちきれ』、晶文社、1974年。
  • 藤井知昭『「音楽」以前』、日本放送出版協会、1978年。
  • 諸井誠『ロベルトの日曜日』、音楽之友社、1972年。(後、中公文庫)
  • T・W・アドルノ(三光長治、高辻知義訳)『不協和音』、音楽之友社、1971年。(後、平凡社ライブラリー)
  • ヤニス・クセナキス(高橋悠治訳)『音楽と建築』、全音楽譜出版社、1975年。
  • ルートヴィヒ・クラーゲス(杉浦實訳)『リズムの本質』、みすず書房、1975年。
  • ジョン・ケージ(近藤譲訳)『音楽の零度』、朝日出版社、1980年。
  • ジャン・コクトー(坂口安吾、佐藤朔訳)『エリック・サティ』、深夜叢書社、1976年。
  • R・マリー・シェーファー(高橋悠治訳)『教室の犀』、全音楽譜出版社、1980年。
  • アルノルト・シェーリングほか(皆川達夫訳)『西洋音楽史年表』、音楽之友社、1971年。
  • ポール・クレストン(中川弘一郎訳)『リズムの原理』、音楽之友社、1968年。
  • クルト・ザックス(皆川達夫、柿木吾郎訳)『音楽の起源』、音楽之友社、1969年。
  • エルンスト・トッホ(武川寛海訳)『旋律学』、音楽之友社、1953年。
  • ジョン・ブラッキング(徳丸吉彦訳)『人間の音楽性』、岩波現代選書、1978年。
  • ヴィンセント・パーシケッティ(水野久一郎訳)『20世紀の和声法』、音楽之友社、1963年。
  • エルネ・レンドヴァイ(谷本一之訳)『バルトークの作曲技法』、全音楽譜出版社、1978年。
  • Cornelius Cardew “SCRATCH MUSIC”, The MIT Press.1974.
  • John Cage “SILENCE”, Marion Boyars Publishers LTD. (後、柿沼敏江訳『サイレンス』、水声社)
  • John Cage “NOTATIONS”, Something Else Press, INC. 1969.

【文学】

  • 石垣りん『略歴』、花神社、1979年。
  • 石原吉郎『石原吉郎全集Ⅰ』、花神社、1979年。
  • 岩成達也『擬場とその周辺』、思潮社、1973年。
  • 岡井隆、金子兜太『短詩文学論』、紀伊國屋書店、1963年。
  • 尾辻克彦『父が消えた』、文藝春秋、1981年。(後、河出文庫)
  • 岸上大作『岸上大作全集』、思潮社、1970年。
  • 佐佐木信綱編『萬葉集上下』、岩波書店、1927年。
  • 島尾敏雄『島尾敏雄作品集4 われ深きふちより・狂者のまなび・或る精神病者・重い肩車・治療 など短編15編』、晶文社、1962年。
  • 高橋たか子『高橋和巳の思い出』、構想社、1977年。
  • 瀧口修造、金子光晴ほか『全集現代文学の発見第13巻 言語空間の探検』、学芸書林、1969年。
  • 竹内好『魯迅』、未来社、1961年。(後、講談社文芸文庫)
  • 武田泰淳、竹内実『毛沢東 その詩と人生』、文藝春秋、1965年。
  • 太宰治『太宰治全集7 津軽・惜別・お伽草紙』、筑摩書房、1968年。(後、ちくま文庫)
  • 那珂太郎『定本那珂太郎詩集』、小沢書店、1978年。
  • 埴谷雄高『虚空』、現代思潮社、1960年。
  • 埴谷雄高『幻視のなかの政治』、未来社、1963年。
  • 埴谷雄高『死霊』、講談社、1976年。(後、講談社文芸文庫)
  • 藤枝静男『藤枝静男著作集第六巻』、講談社、1977年。
  • 藤富保男『藤富保男詩集』、思潮社、1973年。
  • 堀田善衛『時間』、新潮社、1955年。(後、岩波現代文庫)
  • 村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』、講談社、1980年。
  • 柳田国男『遠野物語』、角川書店、1955年。
  • アントナン・アルトー(粟津則雄、飯島耕一ほか訳)『アントナン・アルトー全集Ⅰ』、現代思潮社、1971年。
  • コリン・ウィルソン(福田恆存訳)『アウトサイダー』、紀伊國屋書店、1968年。
  • セルゲイ・エセーニン(内村剛介訳)『エセーニン詩集』、弥生書房、1968年。
  • T・S・エリオット(田村隆一編)『エリオット詩集』、弥生書房、1967年。
  • H・M・エンツェンスベルガー(飯吉光夫訳)『ロマン派からの飛翔——ブレンターノの詩法』、朝日出版社、1980年。
  • アルベール・カミュ(佐藤朔、白井浩司訳)『不条理と反抗』、人文書院、1953年。
  • ピエール・クロソウスキー(小島俊明訳)『かくも不吉な欲望』、現代思潮社、1969年。(後、松本潤一郎、大森晋輔訳で河出文庫)
  • ジャン=ポール・サルトル(白井浩司訳)『嘔吐』、人文書院、1951年。
  • ウニカ・チュルン(西丸四方訳)『ジャスミンおとこ——分裂病女性の体験の記録』、みすず書房、1975年。
  • ポール・ニザン(篠田浩一郎訳)『ポール・ニザン著作集1 アデン・アラビア』、晶文社、1966年。
  • ポール・ニザン(篠田浩一郎訳)『ポール・ニザン著作集3 アントワーヌ・ブロワイエ』、晶文社、1968年。
  • ウィリアム・バロウズ(鮎川信夫訳)『裸のランチ』、河出書房新社、1978年。(後、河出文庫)
  • アンドレ・ブルトン(巌谷國士訳)『ナジャ』、白水社、1976年。(後、岩波文庫)
  • ベルトルト・ブレヒト(野村修編)『ブレヒトの詩』、河出書房新社、1972年。
  • アンリ・ミショー(小海永二訳)『アンリ・ミショー全集Ⅲ メスカリンの記録・芸術論』、青土社、1978年。
  • アルチュール・ランボー(粟津則雄訳)『ランボオ全作品集』、思潮社、1965年。
  • J・M・G・ル・クレジオ(豊崎光一訳)『調書』、新潮社、1966年。
  • J・M・G・ル・クレジオ(高山鉄男訳)『悪魔祓い』、新潮社、1975年。(後、岩波文庫)
  • ポーリーヌ・レアージュ(澁澤龍彦訳)『O嬢の物語』、河出書房新社、1975年。
  • ロートレアモン(渡辺広士訳)『ロートレアモン全集』、思潮社、1969年。(後、石井洋二郎訳でちくま文庫)
  • フェデリコ・ガルシーア・ロルカ(山田肇訳)『ベルナルダ・アルバの家』、未来社、1956年。
  • Lewis Carrol “ALICE’S ADVENTURES IN WONDERLAND”, Penguin Books.

【美術】

  • 安野光雅『安野光雅の画集 ANNO1968〜1977』、講談社、1977年。
  • 小倉忠夫、三木多聞編著『日本の現代版画』、講談社、1981年。
  • 十文字美信『蘭の舟』、冬樹社、1981年。
  • 谷内六郎、横尾忠則『谷内六郎幻想記』、駸々堂出版、1981年。
  • リヴァ・カッスルマン『世界の現代版画』、講談社、1981年。
  • ワシリー・カンディンスキー(西田秀穂訳)『カンディンスキー著作集2 点・線・面』、美術出版社、1959年。
  • ギオルギー・ケペッシュ『視覚言語——絵画・写真・広告デザインへの手引』、グラフィック社、1981年。
  • マン・レイ『マン・レイ写真集』、朝日新聞社、1981年。
  • ロバート・R・リットマン他編『ライフ写真集 : 写真史の栄光の10年 1936-45』、みすず書房、1980年。
  • Andy Warhol “THE PHILOSOPHY OF ANDY WARHOL”.1977.(後、落合八月月訳『ぼくの哲学』、新潮社)

【哲学・思想】

  • 神島二郎『近代日本の精神構造』、岩波書店、1961年。
  • 栗本慎一郎『幻想としての経済』、青土社、1980年。(後、角川文庫)
  • 鈴木秀夫『森林の思考・砂漠の思考』、日本放送出版会、1978年。
  • 竹内芳郎『文化と革命』、第三文明社、1979年。
  • 武谷三男『弁証法の諸問題』、勁草書房、1951年。
  • 廣松渉『世界の共同主観的存在構造』、勁草書房、1972年。(後、講談社学術文庫)
  • 廣松渉『科学の危機と認識論』、紀伊國屋書店、1973年。
  • 廣松渉『事的世界観への前哨』、勁草書房、1975年。(後、ちくま学芸文庫)
  • 三浦つとむ『弁証法とはどういう科学か』、講談社、1968年。
  • 村上一郎『村上一郎著作集3 明治維新の精神過程』、国文社、1977年。
  • 山田慶児『混沌の海へ——中国的思考の構造』、筑摩書房、1975年。(後、朝日選書)
  • 吉本隆明『言語にとって美とは何かⅠ・Ⅱ』、勁草書房、1965年。(後、『定本言語にとって美とは何か』として、角川ソフィア文庫)
  • 吉本隆明『カール・マルクス』、試行出版部、1966年。(後、光文社文庫)
  • 吉本隆明『共同幻想論』、河出書房新社、1968年。(後、『改訂新版 共同幻想論』として角川ソフィア文庫)
  • 吉本隆明『吉本隆明著作集10 心的現象論』、勁草書房、1973年。
  • 吉本隆明『初期歌謡論』、河出書房新社、1977年。(後、ちくま学芸文庫)
  • 吉本隆明『最後の親鸞』、春秋社、1981年。(後、ちくま学芸文庫)
  • ルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン(藤本隆志訳)『論理哲学論考』、法政大学出版局、1968年。(後、野矢茂樹訳で岩波文庫、丘沢静也訳で光文社古典新訳文庫)
  • S・H・スナイダー(加藤信訳)『狂気と脳——分裂病の精神薬理』、海鳴社、1976年。
  • フェルディナン・ド・ソシュール(小林英夫訳)『一般言語学講義』、岩波書店、1972年。
  • ジル・ドゥルーズ、クレール・パルネ(田村毅訳)『ドゥルーズの思想』、大修館書店、1980年。(後、江川隆男、増田靖彦訳で『ディアローグ——ドゥルーズの思想』として河出文庫)
  • マルティン・ハイデガー(小島威彦訳)『ハイデッガー選集15 技術論』、理想社、1965年。
  • ジョルジュ・バタイユ(室淳介訳)『エロチシズム』、ダヴィッド社、1968年。(後、酒井健訳『エロティシズム』としてちくま学芸文庫。)
  • オルダス・ハックスリー(河村錠一郎訳)『知覚の扉』、朝日出版社、1978年。(後、平凡社ライブラリー)
  • ロラン・バルト(渡辺淳、沢村昂一訳)『零度のエクリチュール』、みすず書房、1971年。(後、石川美子訳で『零度のエクリチュール 新版』として、みすず書房)
  • ロラン・バルト(篠沢秀夫訳)『神話作用』、現代思潮社、1967年。(後、下澤和義訳で『現代社会の神話』として、みすず書房)
  • ミシェル・フーコー(渡辺一民、佐々木明訳)『言葉と物』、新潮社、1974年。
  • ミシェル・フーコー(中村雄二郎訳)『知の考古学』、河出書房新社、1981年。(後、慎改康之訳で河出文庫)
  • エドムンド・フッサール、ジャック・デリダ(田島節夫ほか訳)『幾何学の起源』、青土社、1980年。
  • W・ベンヤミン(石黒英男編集解説)『ヴァルター・ベンヤミン著作集9 ブレヒト』、晶文社、1971年。
  • エドガール・モラン(古田幸男訳)『失われた範列——人間の自然性』、法政大学出版局、1975年。
  • ジャック・モノー(渡辺格、村上光彦訳)『偶然と必然』、みすず書房、1972年。
  • ジェルジ・ルカーチ(平井俊彦訳)『歴史と階級意識』、未来社、1962年。
  • R・D・レイン(志貴春彦、笠原嘉訳)『自己と他者』、みすず書房、1975年。
  • R・D・レイン(阪本健二、志貴春彦、笠原嘉訳)『ひき裂かれた自己』、みすず書房、1971年。

【社会・文化】

  • 今西錦司『生物社会の論理』、思索社、1979年。(後、平凡社ライブラリー)
  • 鹿島和夫、灰谷健次郎『一年一組せんせいあのね』、理論社、1981年。
  • 河合雅雄『森林がサルを生んだ』、平凡社、1979年。(後、朝日文庫)
  • 川田順造『無文字社会の歴史』、岩波書店、1976年。(後、岩波現代文庫)
  • 金達寿『日本の中の朝鮮文化』、講談社、1970年。(後、講談社学術文庫)
  • 坂根巌夫『遊びの博物誌』、朝日新聞社、1977年。
  • 竹内均『人間・地球・地球学』、文藝春秋、1978年。
  • 竹内実編『ドキュメント現代史16 文化大革命』、平凡社、1973年。
  • 椿宏治『日本人の顔』、平凡社、1975年。
  • 蓮實重彦『反=日本語論』、筑摩書房、1977年。(後、ちくま学芸文庫)
  • 林屋辰三郎『日本の古代文化』、岩波書店、1979年。(後、岩波現代文庫)
  • 山口昌男『歴史・祝祭・神話』、中央公論社、1974年。(後、岩波現代文庫)
  • ジークフリート・クラカウアー(平井正訳)『カリガリからヒットラーまで』、せりか書房、1975年。(後、丸尾定訳で『カリガリからヒトラーへ』として、みすず書房)
  • ヤン・ハインツ・ヤーン(黄寅秀訳)『アフリカの魂を求めて』、せりか書房、1976年。
  • ヤーコプ・フォン・ユクスキュル(日高敏隆、野田保之訳)『生物から見た世界』、思索社、1973年。(後、岩波文庫)

【数学】

  • 吉田洋一、吉田正夫『数表』、培風館、1958年。
  • ヘルマン・ヴァイル(遠山啓訳)『シンメトリー』、紀伊國屋書店、1970年。
  • E・ナーゲル、J・R・ニューマン『数学から超数学へ』、白揚社、1968年。(後、改訂版『ゲーデルは何を証明したか——数学から超数学へ』、白揚社)
  • ダフィット・ヒルベルト(吉田洋一ほか訳)『数学の問題』、共立出版、1969年。
  • ダフィット・ヒルベルト(中村幸四郎訳)『幾何学基礎論』、清水弘文堂書房、1969年。(後、ちくま学芸文庫)

【漫画】

  • 糸井重里、湯村輝彦『情熱のペンギンごはん』、情報センター出版局、1980年。(後、『完本情熱のペンギンごはん』として、ちくま文庫)
  • 吾妻ひでお『不条理日記』、奇想天外社、1979年。(後、『定本不条理日記』、太田出版)
  • 吾妻ひでお『人間失格』、東京三世社、1980年。
  • 大友克洋『ショート・ピース』、奇想天外社、1979年。
  • 斎藤次郎、真崎守『共犯幻想』、ブロンズ社、1974年。
  • つげ義春『ねじ式』、小学館、1976年。
  • 諸星大二郎『コンプレックス・シティ』、双葉社、1980年。
  • 山岸凉子『日出処の天子』、白泉社、1980年。(後、『完全版日出処の天子』、メディアファクトリー)

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