『仰向けの言葉』(平凡社、2015年)は小説家・仏文学者である堀江敏幸による初の芸術論集。芸術作品に触れるとはどういうことなのか? 芸術作品について語るとはどういうことなのか? という問いに貫かれた27篇のエッセイを収録。まさに美術批評のお手本のような一冊。

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【目次】

「手」の言葉

いくつもの穴が掘られている土地——駒井哲郎

北へ、あるいは、たどり着けないイマージュへ——菊池伶司

二十六葉の記憶——清塚紀子

三十七度七分と三十八度四分のあいだで——エルヴェ・ギベール

深海魚の瞳——サイ・トゥオンブリー

曇天の村道を行くアヒルの数を記すこと——鬼海弘雄

近くて遠い場所から——ロベール・ドアノー Ⅰ

レンズの半過去形で——ロベール・ドアノー Ⅱ

記憶の山水画——高田美

灰白質のありか——鈴木理策

見えているものを夢想する人——ダレン・アーモンド

言葉はそこからはじまった——大竹昭子

凪と爆風——木村尚樹

仰向けの言葉

目ざめて腕時計をみると

なにが聞こえてくるのかは、だれにもわからない——松本竣介

夢想の回転軸——吉村誠司

樹木の高さの想い——棚田康司

固くて柔らかくて白いものを投げあげる——内藤礼

日々の散積貯蔵倉庫——ジョルジョ・モランディ

継ぎ目に沿って埋められているもの——ベルナール・ビュフェ

いつもおなじ入射角の光を見つめて——アルベール・アンカー

如何なる眉毛の下に——猪熊弦一郎

オリーヴの枝の蝸牛——瀧口修造

箱の前に立つ私たちは、みな限りなくひとりになる——ジョセフ・コーネル

スターキングはもう作られていませんと彼は言った——あとがきに代えて

初出一覧

 

 

 

 

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