足立和浩『笑いのレクチュール』(青土社、1986年) 従来の笑い論では、人が笑うのは他者の欠陥をあざ笑うためで、笑われる対象に対して人は優越感を抱くのだ、とされる(「嘲笑=優越理論」)。これは「万人は万人に対して狼である …
名著『ドラキュラの世紀末 ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究』(丹治愛、東京大学出版会、1997年11月19日初版)が入荷しました。 この本は、ブラム・ストーカー(1847-1912)の『ドラキュラ』(1897)に秘めら …
夏目漱石の『虞美人草』は1907年6月23日から10月29日まで朝日新聞に連載された。 作品の第11章で登場人物たちが1907年に開催された東京勧業博覧会を見物する場面があるので、作品内の時間も同じく1907年としていい …
夏目漱石没後100年ということもあって漱石作品を読み直している。 先日『虞美人草』を読み終わった。 あらすじを手短にまとめるとこんな話。 東京帝国大学を優秀な成績で卒業した詩人で学者の小野清三(おの・せいぞう)が、貧乏な …
竹久夢二の小唄集『どんたく』(実業之日本社、大正2年11月5日発行)のカバー(当時は「包紙」と呼んだみたいです)に「この包紙の裏面を御一覧ありたし」という注意書きがあります。 見てみると、カバーの裏側にハガキが印刷されて …
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