贈り物にあれこれ悩んでいる友人知人には「本がいいと思うよ」と言ってきました。
食べ物だとすぐになくなってしまいます(だからいいのだ、という意見もありますが)。
身につけるものをプレゼントしようとすると、サイズを確認する手間がかかってしまいます。
その点、本を贈るのは気が楽だと思います。はずれたら古本屋で売ってもらえばいいのですから。

では、どんな本を選べばいいのか?

私は前々からずっと「クラフト・エヴィング商會の『どこかにいってしまったものたち』(筑摩書房)がベストだ」と答えてきました。

理由は

・造本が美しい
・どこからでも読むことができる
・老若男女を問わない内容

だからです。

「どこからでも読むことができる」というのは特に大切です。
もしも本を贈られる人があまり本を読まない人ならば、パラパラと頁をめくってもらい、好きなところをつまみ食いしてもらえばいいのです。反対に、本が好きで普段からよく読んでいる人ならば、きっと今まさに読んでいる最中の本があるでしょうから、その本の邪魔にならないように暇なときにちょいちょいと読んでもらえばいいのです。

ただ残念なことに、この『どこかにいってしまったものたち』は、2016年1月現在、発行元の筑摩書房で品切れになっております。なので、ご興味のある方はこちらへどうぞお早めに。