『ことばのない思考 事物・空間・映像についての覚え書』(田畑書店、1972年)は、多木浩二さん(1928-2011)の初の単著で、1969年から1972年に発表された論考をまとめたものです。名著『生きられた家』(田畑書店、1976年。のち岩波現代文庫、 2001年)に至る思考の軌跡を知るための格好の本です。

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【目次】

1 写真についてのイロニー

眼と眼ならざるもの

まなざしの厚みへ

2 断章1

写真に何が可能か

フォトモンタージュの復活

表現することと行為することのわかちたがさ——内藤正敏写真展

事故現場見取図——出来事の意味

来るべきことばのために——中平卓馬写真集

反都市としての表現

ゴダールの「ウィークエンド」

3 ふたりの建築家

篠原一男についての覚え書——「花山の家」まで

虚像の行方——磯崎新論

意味の空間——再び篠原一男について

他人のなかの自己の世界——磯崎新の小さな銀行

4 断章2

かたちの復権——建築におけるイコン

具体物の輝き——あたらしい象徴

物質? 機能? 記号?

中心への回帰——焦点のない遠近法へ

「ケ」の世界 ——白井晟一「親和銀行本店」をみて

表現の変質——スターリングの意図

合理的精度へのイロニー——倉俣史郎の仕事

機械の位置づけ——インスタント・シティ小論

5 空間・記号・イコン

「なにもない空間」と「ありすぎる空間」——現代建築への問い

意味への渇き——ものと記号

イコノロジーとメタ・イコノロジー

「描かれた建築」と「描かれた書物」——ことばとまなざし

あとがき

 

 

 

 

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